意地の勝ち点1 GK高木が好セーブ連発 トリニータ

©有限会社大分合同新聞社

【東京V―大分】前半、攻め込む大分・前田(32)=味スタ

 明治安田J2第29節第1日(18日・長野県松本平広域公園総合球技場ほか=10試合)首位の松本は町田との上位対決に0―1で敗れた。連勝が5で止まり、勝ち点56のまま。町田は同53で暫定2位に浮上した。

 大分は東京都の味の素スタジアムで東京Vと対戦し、0―0で引き分けた。通算成績は15勝6分け8敗(勝ち点51)で順位は暫定3位。

 大分は第30節の25日午後7時から、大分市の大分銀行ドームで徳島と対戦する。

 【大分0―0東京V評】互いに最後まで譲らずに引き分けた。

 前半、大分はMF丸谷のミドルシュートなどで好機を築いたが決めきれなかった。次第に東京Vも攻勢を強め、後半は相手ペースに苦しんだ。それでもGK高木を中心に守備陣が耐え続けた。終盤にかけては大分も猛攻し、MF前田やDF岩田もゴールを狙ったが得点できなかった。

 意地のぶつかり合いだった。相手の猛攻をGK高木駿を中心に耐え抜けば、攻撃陣も果敢にゴールを狙ったが、大分も得点は許してもらえなかった。「どちらに転ぶか分からない展開だった」と片野坂知宏監督。互いにボールをつないで好機をつくろうとするチーム同士、主導権が入れ替わりながらもスコアレスドローとなった。

 序盤は大分ペースだった。移籍などで選手が抜けた東京Vは大分と同じシステムで対抗。幅広く、人数を掛けた守備に手を焼くこともあったが終始、敵陣で攻めた。

 中央、左右とボールを動かしてはサイドから攻め込んだ。前半29分にはMF丸谷拓也がミドルシュート。ゴールポストにはね返ったが、続けて大分のFW陣が蹴り込んだ。得点かと思われたが、オフサイドで先制点とはならなかった。

 「主導権を持っていたが先制点を奪えず、逆に相手が落ち着いて(プレーが)できるようになった。われわれが焦ったところをひっくり返されてピンチになった」と片野坂監督。前半30分すぎからは相手ペースに傾き始め、後半も押し込まれ、何度も決定機をつくられたが、相手に得点は許さなかった。

 好セーブも連発した高木は「相手GKが止める分、こっちも負けられなかった。みんなも集中して守ってくれた」と振り返った。

 連勝は3でストップしたが、「勝ち点3は取れなかったけど1が取れた。試合の流れも良かったし、チームのいい流れも途切れていない。そのまま次につなげたい」と高木。ホーム徳島戦に向けてもっと調子を上げていくだけだ。

<選手コメント>

 FW馬場賢治 相手も堅かったが、自分なりにやれた部分もあった。(新主将として)連勝を止めてしまったので、またチーム一丸で戦えるようにしたい。

 MF松本怜 相手がブロックをつくって守ってきた時にどう崩すかの課題がまた出てしまった。仕留めるとこの精度は課題。敵地で引き分けは悪くない。

 MF丸谷拓也 悪くなかったが、ゴールを決めないと勝てない。枠を捉えられなかったのはよくない。攻められても最後は体を張って相手にやらせなかった。

悪くない結果

 大分トリニータ・片野坂知宏監督の話 拮抗(きっこう)した引き締まった試合になった。勝ち点3を取りたかったが、敵地で1は悪い結果ではない。今後に生かせられるようにしたい。