アイス作りで科学の不思議学ぶ 国際大で体験教室

 佐世保市ハウステンボス町の長崎国際大で18日、科学体験教室「食べ物の科学にふれてみよう!!」があり、親子ら30人が科学の不思議に触れた。
 同大健康管理学部健康栄養学科が、子どもの理科離れが指摘される中、身近な現象に触れることで興味を持つきっかけにしてもらおうと毎年開催。藤井俊輔・助教が講師を務め、学生らがサポートした。
 参加者は三つの実験に挑戦。バニラアイスを作る実験では、牛乳やガムシロップ、バニラエッセンスを混ぜた「アイスの素」を、氷だけを入れた袋と、氷と塩を入れた袋に、それぞれ入れて3分間激しく振った。氷と塩が入った袋の温度だけが氷点下となり、「素」が固まることを学んだ。
 市立花高小1年、村中聖君(6)は「アイスの実験では片方の袋だけ固まり、びっくりした。面白かった」と話した。

実験に挑戦する子どもら=佐世保市、長崎国際大

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