〔海外地震〕フィジー付近で深発地震相次ぐ・津波被害のおそれなし(8/19)

米国地質調査所(USGS)によると、日本時間8月19日09:19頃、フィジー付近を震源とするM8.2の地震が発生しました。その後、付近で余震とみられる深発地震が相次いでいます。津波警報センターは、津波に関する情報を発表しましたが、津波による大きな被害のおそれはありません。【8月19日14:00現在、レスキューナウまとめ】

【発生事象】(USGS)
震源地:フィジー付近(南緯18.1度 西経178.1度)
近隣都市からの方角・距離:
フィジー・レブカの東 269.0km
フィジー・ランバサの南東 326.9km
フィジー・スバの東 361.3km
フィジー・バの東 448.7km
フィジー・ヌクアロファの北西 451.3km

発生日時(日本時間):8月19日09:19頃
震源の深さ:559.6km
地震の規模:M8.2
津波:津波警報センターは、津波に関する情報を発表しましたが、津波による大きな被害のおそれはありません。

■パプアニューギニア付近での主な地震(すべて8/19・M5.0以上)
・13:28 M6.8 南緯16.9度、西経178.0度 422.9km
・11:18 M5.8 南緯18.2度、西経178.3度 622.2km
・09:58 M5.4 南緯17.8度、西経178.0度 510.0km
・09:55 M5.4 南緯18.2度、西経178.1度 552.3km
・09:52 M5.4 南緯18.1度、西経178.3度 521.7km
・09:19 M8.2 南緯18.1度、西経178.1度 563.4km

■基礎データ
フィジー共和国
人口:約90万人
首都:スバ
在留邦人数:409人(外務省発表)

◆用語解説「深発地震」
・震源の深さが概ね300kmよりも深いところを震源とする地震。海溝付近から大陸プレートに潜り込む海洋プレートの上面(発見者の名前から「和達・ベニオフ帯」と呼ばれる)で発生し、双方のプレートの岩盤の性質の違いにより地震波の伝わり方が異なることから、震源近くよりも震源から遠く離れた場所で大きな揺れを感じることがある(異常震域)。

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