ハメス、モラタ、ペペ、コバチッチもいなくなった レアルから消えてしまった”最強のBチーム”

レアルを率いるロペテギ photo/Getty Images

クリスティアーノ・ロナウドの代役を誰にするのかとの話題がレアル・マドリードで続いているが、指揮官フレン・ロペテギが抱えている問題はそれだけではない。現在のレアルは近年の強みとしていたBチームが無くなってしまっているのだ。

ジネディーヌ・ジダン体制では主力とサブ組を上手くローテーションさせ、それがリーガ・エスパニョーラとチャンピオンズリーグ制覇のダブルに繋がった。複数タイトル獲得を目指すなら、このローテーションが欠かせないのだ。しかし、現在のベンチを見るとどうだろう。

スペイン『as』はベンチに経験不足の選手ばかりが集まっていると取り上げているが、確かに少々不安だ。唯一GKはティボ・クルトワとケイロル・ナバスと実力者2名を揃えているが、DFナチョ・フェルナンデス、MFルーカス・バスケスを除けば他のポジションのサブ組は信頼するのが難しい。

ジダンからは信頼されなかった若手MFダニ・セバージョス、マルコス・ジョレンテ、欧州初挑戦のFWヴィニシウス・ジュニオール、最前線のバックアッパーであるボルハ・マジョラルもまだ信頼するのが難しい。

ダニーロ、ペペ、ハメス・ロドリゲス、マテオ・コバチッチ、アルバロ・モラタ、マリアーノらはすでにクラブを離れており、あの豪華だったBチームは一瞬にして崩壊した。マウコムやアルトゥーロ・ビダル、クレマン・ラングレら実力者を揃えて選手層を厚くしたライバルバルセロナに対し、レアルの選手層は確実に薄くなっている。

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