【MLB】驚愕ストライク始球式のシスターに指揮官もビックリ「このチームでプレーを」

シスター・メアリー・ジョーの始球式が米話題に(写真はスクリーンショット)

「センターとショートならやったことがあるわよ!」とシスター

 18日(日本時間19日)にシカゴで行われた米MLBのホワイトソックス対ロイヤルズ戦。この試合で始球式を行ったシスター・メアリー・ジョーの驚愕のストライク投球が大反響を呼んでいる。

 この試合は地元マリアン・カソリック高校を記念する一戦。同校のシスター・メアリーはマウンドに上がると、まずは”曲芸”を披露。左手にグラブをはめ、右手にメジャー公式球を持ったシスターは右手に持ったボールを肩に向かって転がし、二の腕で弾き、観衆を沸かせた。そのボールを掴むと、投球動作に入り、美しきフォームでホームへ。ノーバウンドの見事なストライク投球をしてみせたのだ。

 SNS上でも大きな反響を呼んだこのシスター・メアリーの動画だが、ホワイトソックスのリック・レンテリア監督も驚きを隠さなかった。試合後、地元テレビ局「NBCスポーツ」が伝えたところによると、指揮官は「彼女はウォーミングアップしたいと言ってきたんだ。彼女はミットとボールを持っていて、キャッボールの相手にミットを渡してきた。すると45フィート(約14メートル)ほど下がってから、弾丸のような投球をしてきた」とコメント。

 さらには「『ちょっと待ってくれよ』と思っていると、彼女は返球を素手で捕ってみせたんだ。私は『なるほど、彼女はプレーできるぞ』と思って話しかけてみたんだ。すると『ええ、センターとショートならやったことあるわよ』と言うもんだから、私は『このチームでプレーしてくれますか?』という感じだったよ」と語っている。

 また、「NBCスポーツ」ではシスター自身のコメントも紹介。周囲に驚きを与えたシスター・メアリー・ジョーは「皆さん、ありがとうございます!ワンダフルだったわ。感謝します。(Tシャツの背中部分にある60という数字を見せて)これ、私が投げた球の球速!60マイルよ!」と話していた。(Full-Count編集部)

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