「スポーツサバゲー」全国大会 五島で初開催 12チーム参加 エアガン撃ち合い熱戦

 長崎県五島市のサバイバルゲームチーム「KIDACO(キダコ)」(谷川和弘代表)は19日、同市岐宿町で「スポーツサバゲー全国大会in五島」を初めて開催した。エアガンで撃ち合う際のルールを厳格化し、安全性や競技性を高めたのが特徴。島内外から12チーム約80人が出場し、一般の部は「スマイルトリガーズ」が初代王者に輝いた。
 KIDACOは市内で民泊施設を営む庄司善孝さん(68)が昨年2月に創設。秋冬の閑散期に観光客を呼び込むことを目指し、昨年から九州商船が取り組む滞在型事業の一つとして、島外から訪れた客にサバイバルゲームの体験ツアーを提供してきた。
 大会はトーナメント形式で実施。1チーム6人で、「フィールド」と呼ばれる身を隠す障害物を設けた区域内で2チームずつ対戦した。模擬弾が体に当たれば自主申告で退場する決まりで、15分以内に相手チームをゼロにするか、残った味方の数が多い方が勝ち。参加者は障害物の陰で攻撃のタイミングをうかがったり、果敢に走り回ったりして熱戦を繰り広げた。
 次回は来年11月ごろに開催予定。谷川代表は「スポーツとしての魅力を打ち出し、週末などにも五島を訪れて楽しんでもらえるようにしたい」と話した。

 他の上位成績は次の通り。
 【一般の部】(2)N・U Med(3)椿部隊
 【ジュニアの部】(1)ハリネズミ

障害物に身を潜め、相手チームを攻撃するタイミングをうかがう参加者=五島市岐宿町

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