熊本市動植物園 ゾウさんのふん、紙になるんだ 繊維取り出し消毒「臭くない」

©株式会社熊本日日新聞社

ゾウのふんから取り出した繊維片と牛乳パックを混ぜた液を木枠に流し込み、はがきを作る子どもたち=熊本市東区

 ゾウのふんからはがきを作るイベントが19日、熊本市東区健軍の市動植物園であった。親子連れ10人が、アフリカゾウを観察し、においをかぎながら紙すきに挑戦した。

 野生生物や環境保護に関心を持ってほしいと、熊本地震前から続けてきた人気企画。参加者はまず、ゾウ舎で2頭のアフリカゾウを見学。飼育担当者から干し草やリンゴ、サツマイモなど1日に約100キロの餌を食べると説明を受け、ふんの“もと”になる餌やりも体験した。

 はがきの材料は、ふんをザルでこし、取り出した草などの繊維を煮沸消毒し、牛乳パックをどろどろにした液と混ぜたもの。子どもたちは、事前に準備された液を使って紙すき作業を楽しんだ。麻生田小4年の山崎絢介君は「干し草も混じっているけど、臭くない」。

 園内の動物資料館では本物のふんを展示し、消化の仕組みなどを伝える企画展「いきもの ホンモノ うんこだゾーン」も開かれている。9月2日まで。(木村恭士)

(2018年8月20日付 熊本日日新聞朝刊掲載)