アストロズ・バーランダーが通算200勝を達成

アストロズの2年連続世界一を後押しする頼もしいエースが節目の記録を迎えた。日本時間8月20日、ジャスティン・バーランダーが敵地でのアスレチックス戦に登板し6回途中4失点と苦しい投球だったものの、勝利を手にして通算200勝に到達した。

今季は既に2桁勝利を達成しているバーランダーだが、8月は3試合に登板して1勝2敗 防御率5.17と不調だ。そして節目の200勝をかけて臨んだオークランド・コロシアムでのアスレチックス戦でも初回から2点を失う立ち上がり。3回には2死三塁からクリス・デービスに2ランを浴びて4失点と自身連敗の危機だったが、味方打線が4-4の同点からエバン・ギャティスの一発やジョージ・スプリンガーらのタイムリーでリードし、バーランダーに勝ち星をプレゼントした。

この勝利で今季12勝目(8敗)となったバーランダー。試合後は「今日の試合では厳しい投球だったが、味方が援護してくれたことで勝つことができた。とても素晴らしい1日になったよ」とコメントしている。また、A.J.ヒンチ監督も「我々はこの試合に向けてどのような準備をしてきたか。中盤の猛攻や本塁打攻勢など準備してきた甲斐があったよ。良い形で勝つことができた」と勝利を喜んでいる。

バーランダーは昨年途中でのアストロズ移籍後、32試合に登板して通算17勝8敗と好成績を残しており、チームでは勝ちを計算できる貴重な投手の1人だ。彼にとって200勝はあくまでも通過点であり、これからもより多くの勝ち星を積み重ねることができる。現役選手ではレンジャーズのバートロ・コローン(247勝)、ヤンキースのCCサバシア(244勝)に次ぐ200勝投手となった。果たして次はどのような記録で多くのファンを興奮させるだろうか。今後の活躍にも注目だ。

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