沖縄県知事選に立候補の意向か。玉城デニー(たまき でにー)氏の経歴・政策は?

翁長雄志前知事の死去にともなう沖縄県知事選(9月13日告示、9月30日投開票)に、「オール沖縄」を構成する共産・社民両党と労働組合などでつくる調整会議が、自由党幹事長・玉城デニー衆議院議員(58)に立候補を要請しました。翁長前知事が生前、自身の後継者として玉城氏らの名前を挙げており、玉城氏は「これ以上ない光栄だ」と述べた上で前向きに検討するとし、近日中に結論を出すとしています。

なお、沖縄県知事選には前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)が、自民党の擁立と公明党の推薦(予定)を受け、立候補の意向を表明しています。
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沖縄県出身の玉城氏。ラジオパーソナリティー・タレントを経て、沖縄市議1期、衆議院議員4期を務める

玉城デニー氏(本名 玉城康裕氏)は1959年、沖縄県旧与那城村(現うるま市)の生まれで現在58歳です。上智社会福祉専門学校を卒業後、中部地区老人福祉センター、音楽関係企画事務所などに勤務した後、ラジオパーソナリティー・タレントとして活躍しました。

2002年から2005年まで沖縄市議会議員を1期務めた後、2005年の第44回衆議院選挙で沖縄県第3区選挙区から民主党公認候補として立候補するも落選。2009年の第45回衆院選では89,266票を得て初当選を果たします。2012年の第46回衆院選では九州沖縄比例ブロックで再選し、その後現在まで4回の当選を重ねています。現在は自由党に所属し、幹事長・国会対策委員長を兼任しています。

玉城氏の基本政策

玉城氏は自身のHPによれば、キャッチコピーとして「ひたむきに沖縄、自立と共生をめざす政策実行」をあげ、具体的には以下の政策を掲げています。

○地域主権
地域の力を振興する政策をすすめ、沖縄オンリーワンを目指します

○経済/雇用
デフレ不況を脱却して、沖縄の経済力を逞しくします。

○社会保障/医療
安心できる社会保障制度を確立し、沖縄の医療を守ります。

○子育て/教育
子育て環境の充実に取り組み、沖縄の子供たちの笑顔を育みます。

○安全保障
米軍基地の負担軽減を実現させ、沖縄の平和と安全を実現します。

○文化/伝統
自然環境を時代へ引き継ぎ、沖縄の歴史・文化・伝統・魅力を発信します。

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