いよいよ開幕した2018-19シーズンのセリエA。
ここでは、『sportskeeda』による「今季セリエAにやってきた刺激的なヤングスター5人」を見てみよう。
MFファビアン・ルイス(ベティス⇒ナポリ/22歳)
スペインU-21代表でもある彼は、ナポリがジョルジーニョの代役として2700万ポンド(38億円)で獲得した選手だ。
昨季はパス成功率87%をマークし、30回ものチャンスを作り出した。
ファビアン・ルイスならば、中盤を組むマレク・ハムシークやアランをより快適にプレーさせられるだろう。また、前線の選手たちもより多くゴールに迫れるはずだ。
彼の加入によって、ピオトル・ジエリニスキやアマドゥ・ディアワラは先発争いがより難しいものになりそうだ。
どうやってスカッドの力を最大限に引き出すのかは、アンチェロッティ新監督の手腕にかかっている。
FWラウタロ・マルティネス(ラシン⇒インテル/20歳)
同胞マウロ・イカルディとともにインテルを最前線を担うのが、ラウタロ・マルティネスだ。
昨季のラシンでは13ゴール4アシストをマーク。イカルディとのパートナーシップを形成しているが、1トップとしてもプレー可能だ。
174cmと小柄ながら、エアバトルで脅威になれることを証明しており、ヘディングでもゴールを奪える。
プレシーズンではチャンスメイクでも印象的なパフォーマンスを披露。今季見るべき存在なのは間違いない。
FWジャスティン・クライファート(アヤックス⇒ローマ/19歳)
長年過ごしたアヤックスを離れ、イタリアの首都に移ったクライファート息子。
1520ポンド(21億円)という移籍金は、近年のクレイジーな移籍市場においては格安に思える。
彼はレアルFWヴィニシウス・ジュニオールやミランGKドンナルンマらを抑えて、世界最高の10代選手に贈られる『NxGn』賞を授与された。
そのスピードとボールテクニックは相手にとって脅威であり、昨季はゴールも2桁を記録している。
ローマでのプレシーズンでもアシストを量産しており、セリエA参戦を楽しみにしていそうだ。
GKアルバン・ラフォン(トゥールーズ⇒フィオレンティーナ/19歳)
ブルキナファソ出身で、フランスのユース代表でプレーするラフォン。
トゥールーズでは弱冠10代にしてゴールマウスを任され、100試合以上に出場した神童だ。
ゴールライン上の能力について疑いはない。リーグで12度のクリーンシートをマークし、昇降格プレーオフでは2試合とも無失点に抑えた。
若くして地位を確立すると、アーセナルなどのプレミアリーグクラブから関心を寄せられる存在に。
ラフォン本人も、ロビン・ファン・ペルシーがいたことを挙げてアーセナルが好きだったと公言。
だが、新天地に選んだのは、ヴィオラだった。フィオレンティーナでも正GKになることが期待されているが、どうなるかは時間だけが教えてくれる。
DFジョアン・カンセロ(バレンシア⇒ユヴェントス/24歳)
彼はイタリアのカルチョファンにはお馴染みの選手だろう。昨季はバレンシアからインテルにローンされてプレーしていた。
右SBリヒトシュタイナーのアーセナル移籍に伴い、ユーヴェは彼を確保した。
昨季のカンセロは1,235本ものパスを通し、その成功率は84%を記録。ユヴェンティーノにとっては楽しみな存在だろう。
EURO2016以降、ポルトガル代表にも定着した彼はこの数年で守備面での貢献も大幅に成長している。また、そのロングパスとプレーメイカーぶりは見ものだ。
カンセロにはモダンなサイドバックに必要な全てが揃っている。ユーヴェでも確かな存在感を放つはずだ。