ブレーブス接戦制す ウィルソンが初登板初先発初勝利

【ブレーブス1-0パイレーツ】@PNCパーク

ナ・リーグ東部地区の首位に立つブレーブスは、メジャー初登板初先発のマウンドに臨んだ20歳のブライス・ウィルソンが5回3安打無失点の好投を見せ、あとを継いだ5人のリリーバーも合計4イニングを無失点。7回裏には同点のホームを狙ったアデイニー・エチャバリアをセンターのエンダー・インシアーテが好返球で刺すなど、投手陣の好投をバックも好守で盛り立て、1回表にニック・マーケイキスのタイムリーでもぎ取った1点を最後まで守り抜いた。20歳243日でメジャーデビューを果たしたウィルソンは、1対0で勝利した試合で白星を手にした史上最年少の先発投手となった。

今季のブレーブスは、ウィルソンのほかにマイク・ソローカとコルビー・アラードが21歳の誕生日を迎える前に先発投手として起用されており、21歳未満の3投手が同一シーズンに先発したのは、球団ではボストン・ドーブズと名乗っていた1910年以来108年ぶり。仮に今季ブレーブスがポストシーズン進出を果たせば、21歳未満の3投手を先発に起用したシーズンにポストシーズンへ進出したのは、1913年のフィラデルフィア・アスレチックス以来105年ぶりの快挙となる。若手・中堅・ベテランが見事に融合し、戦前の予想を裏切る快進撃を続けているブレーブス。今後も若手選手たちの活躍に期待したい。

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