【平成の長崎】艦長が献花、直後に被災協・山口仙二会長ら花輪踏みつけ  平成元(1989)年

 被爆者などの反対を押し切って長崎に寄港した米海軍第7艦隊所属、ミサイルフリゲート艦「ロドニー・M・デイビス」のピーター・G・ロバート艦長は9月16日朝、県と長崎市、長崎商工会議所を表敬訪問、この後、平和公園の平和祈念像前で献花したが、平和のシンボルへの献花を阻止しようと陣取った長崎原爆被災者協議会のリーダー、山口仙二会長らが怒りをあらわに献花された花束を踏みつけるという事態が起こった。(平成元年9月17日付長崎新聞より)
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 【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

米艦長が置いた花輪を怒りに震えながら踏みつける長崎被災協の山口仙二会長=長崎市平和公園

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