世界のサービスを知りたい!ビジネスクラス搭乗記:【第1回】ルフトハンザドイツ航空

ビジネスクラス搭乗記:【第1回】ルフトハンザドイツ航空

世界に多々ある航空会社の機内サービスは、CAでも気になります。

特に、ビジネスクラスやファーストクラスではその航空会社独自のプレミアムサービスが行われています。

ここでは、世界の航空会社のファーストクラス、ビジネスクラスの搭乗体験記をご紹介いたします。

第1回目は、ルフトハンザドイツ航空のビジネスクラスです。

 

 

 

ルフトハンザドイツ航空ビジネスクラス搭乗基本情報

航空会社:Lufthansa  (独:Deutsche Lufthansa AG)

便名:ルフトハンザドイツ航空716便(LH716便)

出発:フランクフルト空港 18:15 (定刻)

到着:羽田空港  翌日 11:40着 (定刻12:15)

飛行時間:約10時間25分

機材:B747-800 (8 First / 80 Business / 32 Premium Economy / 244 Economy)

座席:メインデッキ(1階)の4A(ビジネスクラス最前列の左手、窓側のお座席。)

 

B747-800

 

 

 

ルフトハンザドイツ航空ビジネスクラス:シート

 

180度のリクライニング、つまりフルフラットでベッドになります。

隣のお座席との簡単な仕切りがあるので、プライバシーが気になる方もプライベートな空間を楽しむことができます。

フルフラットにした時のベッドの長さも、背が高いドイツ人の皆様でも大丈夫であろう充分な長さです!

この日はビジネスクラスは満席で、お隣にも他のお客様もいらっしゃいましたが、とても快適な空の旅でした。

お手洗いに行く際にお隣の方の足の辺りを跨ぐことにはなりますが、低くなっておりますし、正直それほど問題ではありません。

 

 

 

ルフトハンザドイツ航空ビジネスクラス:ミールサービス

フランクフルト発/羽田空港の飛行時間、およそ10時間半の間にお食事サービスは2回あります。

お楽しみのミールサービスですが、1番目の食事はディナー。

メインコースは、和食2種類(牛肉、魚料理)、洋食2種類(牛肉、魚料理)からのチョイスでした。私は洋食のお魚料理をメインとして選択しました。

 

まず、前菜のサービスがあります。私はサラダをいただきました。

メインディッシュのサービス、チーズとデザートと共にベィリーズやコニャックなどのディジェスティヴ(食後酒)のサービスがあります。

食後にコーヒー・お紅茶のサービスで、この便のメインイベントであるディナーサービスは終了です。

2番目の食事は、羽田空港到着のおよそ2時間前にある温かい朝食のサービスです。

この朝食サービスも和食の朝食か、洋食の朝食か選ぶことが可能でした。

私は洋食の卵料理の朝食にしました。 

 

 

 

ルフトハンザドイツ航空ビジネスクラス:機内サービスの大まかな流れ

フランクフルト国際空港を離陸する前に、機内に搭乗すると直ぐにオレンジジュース、お水、スパークリングワインなどのウェルカムドリンクサービスがあります。

そしてドイツ語や英語の新聞や雑誌が回ってきます。日本語の雑誌、新聞の搭載もあります。

離陸後すぐに、おしぼりのサービスに続き、ナッツとアペリティフ(食前酒)のサービスでお好きなドリンクをオーダーできます。

飲み物はシャンパン、ドイツの白ワイン(リースリング種、フランケンワイン)、フランスの白ワイン、インターナショナルの赤ワイン(白ワイン、赤ワイン 各3種類ずつ)、ドイツビール、オレンジジュース、リンゴジュース、コーラ、スプライトなどのソフトドリンクなど、メニューはとても豊富。

お水はガス入りとガス無しがありました。

食後酒や、ウィスキー、コニャック、グランマニエ、ベイリーズアイリッシュクリーム、ポートワインなどの強いお酒、ジン、カンパリなどの各種カクテルの用意もありました。

先ほどの1食目のディナーが終わると機内免税品販売が行われ、CAさんたちが商品をカートに積んで機内を巡ります。

機内販売にはルフトハンザ航空のロゴの入ったフリースを着たシュタイフのクマのぬいぐるみがあります。とっても可愛いですよ。

その後も途中、チーズやフルーツ、ケーキ、鮭おにぎり(ドイツからのケータリング)などのスナックサービスとドリンクサービスがフライトの中盤にありますが、このサービスは寝ている場合は簡単に見逃すと思います。

CAさんにお声を掛ければ、もちろんその後も対応して頂けると思います。

 

 

ルフトハンザドイツ航空ビジネスクラス:気になる機内の快適グッズ=アメニティグッズの中身は? 

この日はブリーのアメニティポーチにクリーム、リップクリームなどが用意されていました。

リップクリームはギリシャのBIOコスメブランド”KORRES"のアメニティグッズ。このリップクリームは実店舗で購入される場合、定価1,300円程すると友人から聞きました。

とても有能なコスメですのでフライト後も自分のコスメポーチに加えて使えます!

アメニティグッズのポーチには靴下、耳栓、ドイツブランドの歯ブラシと歯磨き粉も入っています。

また、スリッパと500MLのミネラルウォーターもアメニティグッズと共に予めお座席に用意されています。

 

素晴らしいことに、毎回ポーチがちょっとずつ違います。

内容は同じですが、サムソナイト(Samsonite)や、ブリー(BREE)、ジルサンダー(JIL SANDER)のポーチの色が違ったりします。 バリエーションが豊かです。

この点はルフトハンザ航空を何度利用しても楽しめると思います。

サムソナイトまたはブリーのポーチですと、クッション性があるタイプで、旅行の際に小さい電子機器類を入れるのに良いかもしれません。

ジルサンダーのポーチですと、見た目がとてもお洒落なので普段使いのコスメポーチになるかと思います。

 

 

 

ルフトハンザドイツ航空ビジネスクラスのここがすごい!

ビジネスクラスの各お手洗いには、アメニティグッズと同じKORRESのハンドクリームが設置されています。

使ってみましたが、手がとてもしっとりする素晴らしいハンドクリームです。

他にもお手洗には コームやマウスウォッシュ、ウェットティッシュも設置されていました。 

イヤフォンはBOSEで、こちらも予めお座席のひじ掛けのコンパートメントに設置されています。

このイヤフォンを使用し、機内エンターティメントの映画を楽しむ訳ですが、やっぱりとても音が良いです。ジャーマンクオリティですね!!

 

 

また、ルフトハンザ航空の凄さは、やはりメガキャリアならではの使用機材です。

たまたま私が搭乗したフランクフルト/羽田空港便の飛行機種は、ボーイング社747-800でした。

このB747-800は新しくておおきいです。

ミュンヘン便においては、現在は変更されてしまいましたが、以前はA350-900が飛んでいた時期があります。

このA350-900はA330/340の後継機で、新世代中型ワイドボディ旅客機です。

新しい飛行機ですので、機内で飛行中に受ける人体の負担も少ないそうです。

 

 

A350-900

 

A380-800

 

 

そして、ドイツ人らしい合理的なサービスもルフトハンザ航空のすごいところ。

サービス担当がはっきりしているので、クルーにとっても仕事の進行具合やお客様の各々のニーズを把握しやすく、働きやすい会社なのだろうな、とお見受けいたしました。

お客様にとっても、自分のサービスしてくれる方が固定されているのは安心ですよね。

もちろん担当者次第であるのかもしれませんが、ストレスの少ない環境でプライドを持って働いているクルーにサービスされるのは、サービスを受ける側にとっても信頼関係が築きやすく心地がよいのではないでしょうか?

歴史のある会社なので、日本人のこともよく熟知しており、その点もルフトハンザ航空の強みであると言えます。

ちなみに、安定性=鉄仮面みたいにかた苦しく感じられてしまいそうですが、サッカーが大好きな乗務員も多く、ワールドカップやユーロなど大きい大会で負けたりすると次の日は元気が無かったりもするそうですよ。

愛国心に溢れています。こういった人間らしさもご愛敬ですね。

 

 

 

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