【MLB】田中将大、10勝目お預けも好投 変化球に手応え「感触が久しぶりに良かった」

6回1失点と好投したヤンキース・田中将大【写真:AP】

一発に泣くも6回1失点の好投、次回登板へ「良い手応えのものを更に洗練させて」

 ヤンキースの田中将大投手は21日(日本時間22日)、敵地マーリンズ戦で6回4安打1四球4奪三振1失点(自責1)と好投したものの、4戦連続で白星を逃した。今季11度目のクオリティースタート(QS、6回以上自責3以下)を達成したが、援護に恵まれず5年連続2桁勝利はまたもお預け。それでも、チームは延長12回の末に2-1で勝利して4連勝を飾り、本人も試合後に自身のツイッターで「チームが勝って何より」と綴っている。

 初回から走者を背負いながらも、無失点に抑えた田中。4回に味方が1点を先制すると、その裏に1死一、三塁のピンチを招きながらも後続を断った。しかし、5回に先頭ディーンに初球のスプリットを中堅席に運ばれ、痛恨の同点ソロを被弾。その後は6打者連続で打ち取り、7回の打席で代打を送られて降板した。

 82球を投げてストライクは55球。一発に泣いて自身に白星はつかなかったものの、ヤンキースは延長12回にアンドゥハーが左翼へ犠牲フライを放ち、2-1で熱戦を制した。田中の好投が勝利につながった。

 試合後、田中はツイッターで「スライダー、スプリットの感触が久しぶりに良かった!」と投稿。変化球の出来に満足した様子で「チームが勝って何より」と勝利を喜んだ。自身は7月31日(同8月1日)の本拠地オリオールズ戦で9勝目を挙げてから4戦連続で白星から遠ざかっているが、次回登板へ向けて「良い手応えのものを更に洗練させて、次回マウンドに上がることが出来るように調整していきます!!」と綴っている。

 状態は上向きだけに、5年連続2桁勝利となる今季10勝目を早く手にしたいところだ。(Full-Count編集部)

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