平成2(1990)年の主な出来事

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 「長崎市長撃たれる」ー。新年早々、銃声が響き渡った。「言論の自由」に向けられた弾丸。世界に衝撃が走った。
 懸案の交通網整備は1月末に九州横断・長崎自動車道が全線開通、4月には離島に超高速船が就航、「西の果て」「離島県」のハンディがまた一歩解消された。
 華やかなニュースの多さも、この年の特徴だった。〝緑の祭典〟全国植樹祭には天皇、皇后両陛下がご出席。両陛下は天皇として初めて対馬もご訪問された。8月3日から開かれた長崎県史上最大級のイベント、長崎旅博覧会は成功のうちに94日間のロングランの幕を下ろした。待望久しかった民放テレビの他局化も実現。県内3番目の民間テレビ局、NCC長崎文化放送が開局し、チャンネル選びが新たな悩みとなった。
 イラクのクウェート侵攻で三菱重工長崎造船所の関係者が〝人質〟になった事件は「国際化社会」の隠れた一面を再認識させ、198年ぶりに噴火した雲仙・普賢岳は計り知れない自然の力をまざまざと見せつけた。