アスレチックス連日の完封勝利 地区首位タイをキープ

【レンジャーズ0-6アスレチックス】@オークランド・コロシアム

前日の試合でレンジャーズに完勝し、ア・リーグ西部地区の首位タイに浮上したアスレチックスは、先発のブレット・アンダーソンが7回93球を投げて被安打1、奪三振6、与四球1、無失点という素晴らしいピッチングを披露。打線は初回にジェッド・ラウリーのタイムリーで先制すると、その後もクリス・デービスのタイムリーや38号2ラン、ニック・マルティーニのタイムリーなどで得点を重ね、連日の完封勝利を収めた。好投したアンダーソンは今季3勝目(3敗)をマークし、デービスはJ.D.マルティネス(レッドソックス)と並んで両リーグ本塁打トップに浮上。アスレチックスはアストロズと並んで地区首位タイの座をキープした。

前日のマイク・ファイアーズに続いてアンダーソンが好投し、直近56試合で42個目の白星を手にしたアスレチックス。決して一流とは言えない投手が並ぶ先発ローテーションが見事なパフォーマンスを続けていることは驚きを呼ぶとともに快進撃の原動力となっており、アンダーソンは8月に入ってからの4先発で防御率0.67という素晴らしい数字を残している。「ブルペンは僕たちのチームの強みだと思う」とアンダーソン。しかし、「20連戦があったりすると、ブルペンに頼ってばかりではいけない。彼らにも休みが必要だからね」とも語っており、「ブルペンに適度な休養を与えなくてはならない」という使命感が先発投手陣の好投に繋がっているようだ。アスレチックスは今季76勝目をマークし、すでに昨季(75勝)を超えた。4年ぶりのポストシーズン進出、そして5年ぶりの地区優勝に向けて、今後もチーム一丸となって戦っていく。

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