内密出産制度でシンポ、熊本

慈恵病院「法整備待たず開始を」

©一般社団法人共同通信社

シンポジウムで内密出産制度について話す慈恵病院の蓮田健副院長=22日午後、熊本市

 妊娠を知られたくない女性が医療機関で実名を明かさず出産できる「内密出産制度」について、日本で導入する場合の課題を話し合うシンポジウムが22日、熊本大(熊本市)であった。導入を目指す同市の慈恵病院から、蓮田健副院長(52)が参加。講演で「法整備を待たずに始める方法も検討したい」と述べた。

 2014年に先行して法整備済みのドイツからは、連邦政府の担当課のユーリア・クリーガー課長(55)が登壇。「医療機関外での危険な出産を防ぐため、内密出産が必要だった」と制度の意義を強調した。制度開始から今年7月までに、467件の内密出産があったことも報告した。