JR山陽線・呉線の広島方面9月9日再開 混雑解消へ

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 JR西日本は22日、西日本豪雨で寸断されている山陽線瀬野―白市と呉線広―坂の両区間について、9月9日から運転を再開すると発表した。東広島、呉両市と広島市中心部を結ぶ鉄路の復旧で、通勤・通学の混雑解消に期待がかかる。山口県内でも、山陽線下松―柳井間が同9日、岩徳線櫛ケ浜―周防高森間が22日に再開。山口県内の鉄道網は完全復旧する。

 山陽線は豪雨災害後、海田市―三原間が不通となった。JR西日本は今月18日に海田市―瀬野間が再開し、21日に八本松―白市間で部分運転が始まった。線路が崩落するなど被害が大きかった瀬野―八本松間も近く復旧を終える見通しで、1日約5万人が利用する海田市―白市間は、災害から約2カ月ぶりに開通する。

 一時は全線が不通となった呉線では、今月2日に海田市―坂間、同20日に呉―広間で部分運転をスタート。線路を大量の土砂が覆った水尻駅(広島県坂町)周辺の撤去作業も終わり、坂―呉間の運行が可能となった。広―安芸川尻間についても、再開時期を来年1月中から今年10月中に前倒しした。

 一方、芸備線で鉄橋が崩落した狩留家―三次間について、JR西日本はこれまで通り「少なくとも1年以上かかる」と述べるにとどめた。