国交省、広島で緊急砂防工事実施 砂防堰堤などを整備

 国土交通省は広島県で緊急的な砂防工事を行う。今年7月の豪雨災害で甚大な被害を受けた地域につき二次災害を防ぐため、直轄砂防事業区域内に加え、区域外の被災箇所についても直轄砂防災害関連緊急事業で迅速に砂防堰堤などの整備に着手する。

 国直轄で工事を行うのは広島県内の小田川、矢口川、寺条川右支、大谷川、山王川、大元谷川、矢野川、総頭川、大屋大川の9地区。透過型砂防堰堤を含む砂防堰堤工20基、強靭ワイヤーネット工などを実施する。

 さらに、広島県も二次災害の危険のある岩・土砂への対応として災害関連緊急砂防事業に着手。広島県安芸郡熊野町(川角地区)および海田町(畝地区)の2地区で砂防堰堤工および強靭ワイヤーネット工を行う。

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