「今を懸命に生き自己更新」 高田明氏が講演

 通販大手ジャパネットたかた(佐世保市)の創業者でサッカーJ1、V・ファーレン長崎社長の高田明氏(69)が21日、南島原市有家町のありえコレジヨホールで「夢持ち続け日々精進」と題して講演した。
 高田氏は父親が経営するカメラ店に勤め、1986年に分離独立。99年に現社名へ変更した。2015年に退任するまで会社を成長させた経緯などに触れ、「優先順位の高い課題を集中的につぶし、今を一生懸命に生きれば明日を変えられる。自己更新につながり、人生を有意義な世界へ導いていく」と強調した。
 テレビショッピングでおなじみの「金利手数料はジャパネットが負担します」の名調子を再現して会場を沸かせ、「人に伝えるときは、子どもからお年寄りまで相手の心を感じながら、分かりやすい言葉を使うのが大切」と述べた。
 講演は、南島原市教委が毎年開いている教職員向けの教育講演会として開催。同市などから約300人が参加した。

「今を一生懸命に生きれば明日を変えられる」と語る高田氏=南島原市、ありえコレジヨホール

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