ポストシーズン進出目指すフィリーズがアビランを獲得

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日本時間8月23日、ナ・リーグ東部地区2位のフィリーズはホワイトソックスとのトレードで救援左腕のルイス・アビランを獲得したことを発表した。アビランの対価としてホワイトソックスへ移籍するのはマイナー右腕のフェリックス・ポーリーノ。フィリーズはアビランに「対左のスペシャリスト」としての働きを期待しているようだ。

2013年にブレーブスで75試合に登板して防御率1.52の好成績をマークするなど、アビランはメジャー7シーズンで通算387試合(すべてリリーフ)に登板している実績十分のサウスポーである。今季はホワイトソックスで58試合に登板して39回2/3を投げ、2勝1敗2セーブ9ホールド・防御率3.86・奪三振率10.44という成績を残している。

フィリーズのゲーブ・キャプラー監督が「彼は左打者を得意としている」と語ったように、今季のアビランは右打者に被打率.298と打ち込まれ、2本塁打を許しているのとは対照的に、左打者は被打率.214・被本塁打0に封じている。ブレーブスのフレディ・フリーマンとニック・マーケイキス、ナショナルズのブライス・ハーパーとフアン・ソトなど、同地区には左の好打者が多く、「左打者キラー」のアビランはフィリーズにとって貴重な存在となるはずだ。

フィリーズは7月末にブルージェイズから救援左腕のアーロン・ループを獲得し、新人左腕のオースティン・デービスもまずまずの働きを見せていたが、両者は現在ともに故障離脱中。デービスは早ければ来週月曜日にも戦列復帰可能だが、ループは復帰までに数週間を要すると見込まれており、そうした事情もアビランの獲得を後押ししたと見られる。

アビランがフリーエージェントとなるのは早くても来季終了後であり、フィリーズは今季のみならず来季もアビランを「左打者キラー」として起用することができる。「優勝争いをするチームでプレイするのは楽しみだね」と語るアビランが左の好打者をしっかり抑えることができれば、フィリーズがポストシーズン進出を果たす確率もグッと高まるに違いない。