台風20号接近、神奈川県内にも影響 高波で通行止めも

 台風20号の接近に伴う高波の影響で、相模湾沿岸を走る西湘バイパスの下り線と国道135号、真鶴道路の上下線が23日朝から通行止めとなっている。20号は同日夜、強い勢力で西日本に上陸する見込みで、横浜地方気象台は神奈川県の沿岸部でも高波に警戒するよう呼び掛けている。

 通行止めとなっているのは、西湘バイパス下りの大磯東インターチェンジ(IC)-早川IC間。国道135号は小田原市根府川から真鶴町岩までの間、真鶴道路は全線が規制されている。

 気象台によると、24日にかけて予想される波の高さは、相模湾で5メートル、東京湾(三浦半島)は4メートル、東京湾(横浜・川崎)では1・5メートル。南からの暖かく湿った空気が入る影響で、県西部は23日昼過ぎから、東部は夜から雨となる見込み。24日朝までの24時間に予想される雨量は、東部の多い所で80ミリ、西部は200ミリとしており、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水にも注意を促している。

国道135号の通行止めを知らせる電光掲示板=23日正午、小田原市南町

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