ナショナルズ劇的勝利 ジマーマンが逆転サヨナラ2ラン

【フィリーズ7-8xナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

フロントが「白旗」を上げても、ナショナルズの選手たちはまだポストシーズン進出を諦めていないのかもしれない。ナショナルズは8回裏にアンドリュー・スティーブンソンの犠牲フライで1点差とし、9回裏にライアン・ジマーマンが右中間への12号逆転サヨナラ2ラン。地区2位のフィリーズを相手に劇的な勝利を収め、貯金生活に突入した。故障者リストからの復帰後初先発となったスティーブン・ストラスバーグは2本塁打を浴びるなど4回84球5失点で降板となったが、6人のリリーバーは合計5イニングを投げて被安打4、失点2と粘投。リリーフ陣の頑張りが劇的な逆転サヨナラ勝利を呼び込んだ。

ビデオ判定の末、ジマーマンの大飛球はスタンドインが認められ、ジマーマンにとって通算11本目のサヨナラ本塁打となった。通算11本塁打はデービッド・オルティス、トニー・ペレスと並んでメジャー歴代8位タイの数字。ナ・リーグに限定すればペレスと並んで歴代2位タイの数字である。また、現役選手でジマーマンより多くのサヨナラ本塁打を打っている選手はアルバート・プーホルス(エンゼルス:12本)しかおらず、ジマーマンは球界有数の「サヨナラ男」であると言っても過言ではないだろう。ナショナルズのデーブ・マルティネス監督は「(ジマーマンが打った瞬間は)必死に叫んでしまったよ」と逆転サヨナラ勝利の興奮を振り返っていた。

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