伊藤ふたばスピード9位 アジア大会スポーツクライミング

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女子スピードで日本人最高の9位に入った伊藤ふたば=パレンバン(共同)

 【インドネシア・パレンバンで運動部・村上俊介】ジャカルタ・アジア大会第6日(23日)今大会から実施のスポーツクライミングはスピードが行われ、女子は伊藤ふたば(TEAM au、盛岡中央高1年)が上位16人で争う決勝へ進んだが、1回戦で台湾選手に敗れて9位だった。ゴルフ男子は米沢蓮(東北福祉大1年、盛岡中央高)が70で6位につけた。4人中3人の合計で争う団体は208で首位に立った。フェンシングの男子サーブル団体で日本は初戦の準々決勝で中国に24-45で敗れた。盛岡市出身の吉田健人(警視庁)は出場した。

「決勝いい経験」前向き

 日本勢の女子で唯一、決勝に進んだ伊藤ふたば(TEAM au、盛岡中央高1年)は、1回戦敗退で9位に終わった。それでも「国際舞台のスピードで初めて決勝に進出できたことはいい経験になった」と前を向いた。

 スピード単独種目と複合種目のスピードをそれぞれ行ったため、練習を含めると午前中だけで15メートルの壁を8回も駆け上った。伊藤も「短時間でこんなに登ることはない」と振り返るほどのハードスケジュールだった。

 壁の感覚や特徴を確かめるように登った練習は12秒台だったが、無駄な動きがなかった予選1本目は、盛岡市で6月に行われたジャパンカップで出した自己ベスト(10秒08)に迫る10秒11をマーク。インドネシアや中国の選手は7秒台を記録するなど高速化が進む中、20人中10位で予選を通過した。

 予選が終了してから約6時間後に行われた決勝は、速さとともに精神力の強さも求められる一発勝負のトーナメント。1回戦で伊藤は10秒36をマークしたが、台湾選手の9秒34に及ばなかった。「自分の動きはできていたが自己ベストを出さなければ勝てない。まだまだ」と潔く敗北を認め、9秒台突入へ意識を高めた。

(村上)