「子育て大変」 五島高1年生 乳幼児と交流

 五島市池田町の県立五島高(堤敏博校長、498人)で23日、1年生が市内の乳幼児や保護者と交流し、子育ての楽しさや苦労を学んだ。
 親子との触れ合いを通して命の尊さや思いやりを育もうと毎年開催。23、24、27日の3日間、計約67組の親子の協力を得て、1年生125人がクラスごとに取り組む。
 生徒たちは、少し緊張した表情で赤ちゃんを抱っこしたり、ペットボトルやビーズを使って手作りした音の出るおもちゃなどであやしたりした。母親らに「子どもがかわいいと思うときは」「出産の痛みはどれくらい」などと質問し、熱心にメモを取る生徒もいた。
 乳児の母親に教わりながら、おむつ替えに挑戦した濵口正徳さん(15)は「意外と難しかった。離乳食のアレルギーに注意するなど子育ては、大変だと分かった」と話した。

赤ちゃんを抱きかかえ、手作りのおもちゃであやす生徒たち=県立五島高

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