刑法犯少年 県内107人 今年上半期、低水準で推移

 長崎県警少年課は23日、今年上半期(1~6月)の県内の少年非行概況を発表。刑法犯で摘発・逮捕された20歳未満の少年は、前年同期比64人減の107人だった。年間の刑法犯少年の数が過去最少だった2016年の上半期の102人に次ぐ低水準で推移している。
 同課によると、内訳は、▽万引42人(前年同期比20人減)▽自転車盗9人(同5人減)▽傷害8人(同8人減)-など。107人のうち、14歳未満の触法少年は49人(同4人減)で、刑法犯少年の総数が減っているため、全体に占める割合は増加した。
 同課は減少理由について「街頭補導などの効果が出ている。今後も学校などと連携し、低年齢児童の非行防止教室といった防犯活動を強化していく」としている。

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