鋳物フライス仕上げ加工用、タンガロイが新刃先製品

 タンガロイ(本社・福島県いわき市)は29日、TFEカッター用のCBNインサート(刃先)の販売を始める。鋳物フライス仕上げ加工に適した材種「BX480」を設定。高い切削速度が特徴で、通常のPVD(表面蒸着)インサートに比べ高品位の仕上げ面が得られるという。

 今回は標準刃に加え、仕上げ面の粗さを防ぐ「ワイパー刃」、加工ワークのエッジ部分に発生する欠けなどを抑制する「バリ取りさらい刃」の3種類を発売し、より広いニーズに対応する。主な標準価格は7080~1万1800円(税抜)。初年度販売見込み額は6千万円。

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