野良猫の避妊・去勢支援、県が補助新設 「地域猫」啓発にも 

 犬猫の殺処分ゼロを掲げる県は、飼い主がいない猫の避妊・去勢手術の費用への補助制度を新設した。野良猫への餌やりやふん害などの地域トラブルも後を絶たない中、自治会などが開く講習会や啓発活動にも補助金を設け、「地域猫」として適正管理を促す。県によると全国的にも珍しい取り組みという。

 避妊・去勢手術の補助額は雄が上限5千円、雌が同1万円。猫を一時保護した個人や団体が県保健所に申請し、自治会長らが飼い猫でないことを証明する書面を確認した上で手術を実施する。8月1日から運用を始めており、すでに数件の申請があっているという。

 一方、自治会などが地域のルールを定めて管理する「地域猫」に関して講習会や啓発活動を実施する場合は、上限30万円まで補助する。

 「地域猫」は、環境省が提唱。不妊・去勢手術の徹底や餌やふん尿管理のルールを地域で定め、「一代限りの命を猫に全うさせる」との考え方で、県健康危機管理課は「繁殖を抑え、県施設に持ち込まれる猫を減らしたい」としている。

 いずれの制度も政令市の熊本市は対象外。(野方信助)

(2018年8月24日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

©株式会社熊本日日新聞社

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから