3年前は世界トップクラスのFWだったのに…… コロンビアの点取り屋覚えているか?

中国でプレイしていたジャクソン・マルティネス photo/Getty Images

サッカー選手のキャリアはほんの2、3年で大きく変わってしまうものだ。2014ブラジルワールドカップで日本代表から2ゴールを奪った元コロンビア代表FWジャクソン・マルティネスのことを覚えているだろうか。

2012-13シーズンからプレイしていたポルトガルの強豪FCポルトでは面白いようにゴールを量産し、ブラジルワールドカップでも活躍。そんなマルティネスを欧州の強豪クラブが放っておくはずはなく、2015-16シーズンからはアトレティコ・マドリードでのプレイをスタートさせた。

一見すればポルトからアトレティコ行きはステップアップに思えるが、マルティネスはディエゴ・シメオネのスタイルとリーガ・エスパニョーラの環境に適応できず大苦戦。22試合に出場して3得点しか挙げることができず、2016年の冬には中国の広州恒大へ移籍。

アジアチャンピオンズリーグで対戦する際はJリーグのクラブが苦しめられるのではとの不安もあったが、マルティネスは怪我などもあって中国で16試合4ゴールと悲惨な成績に。そして今年の3月には広州恒大との契約を解除されている。

スペイン『as』は、「3年前は欧州で最も求められていたストライカーだったのに……」と伝えており、今フリーとなっているマルティネスの状況に驚いている。アトレティコ、広州恒大と、ここまで転落してしまうのは珍しい。

同メディアは31歳のマルティネスが最後のチャンスに賭けていることを伝えており、マルティネスの今後に注目している。試合勘やフィットネスの問題が気になるところだが、3年前世界トップクラスのストライカーの1人と評価されていた男の復活はあるか。

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