悪天候でも次々ヒット

 8月15日、宜野湾市にある中古釣具店イエローフィッシュの宮平聖士店長からフカセ釣りの取材依頼が入った。同行するメンバーは同店スタッフの山城翼さんと常連客の西銘海斗さん。座間味一文字に行く予定だったが、天気は雨で波3メートル、風10メートルと悪天候の予報だったので、急きょ那覇一文字0・5番に変更。午前5時に那覇北マリーナを出船した。

 予報通り降りやまない雨、強風の中で釣り開始。撒(ま)き餌をすると、餌取りの魚の下に50センチ前後のイスズミや40センチ前後のトカジャーの影が走るのが見えテンションが上がる。釣り開始早々、ガン玉を打って底近くを攻めていた宮平さんの仕掛けにタマンかマクブらしき大物がヒット。すごい勢いでラインが引き出され、根ズレによるライン切れ。

 その後、西銘さんはコンスタントに35~40センチのトカジャーやイスズミを、山城さんはトカジャーやアーガイなどを釣り上げた。大物狙いで底近くを攻めていた宮平さんにはその後も2回強い引きがあったが、針外れやライン切れで苦戦。それでも、この日最大の良型のアーガイを釣り上げた。

 午後になると雨・風がさらに強くなったので、携帯電話で天気予報を見た。久米島沖で台風18号(ルンビア)が発生したとのことなので、予定より2時間早めに撤収した。丸沖つりぐ(電話)098(867)0458。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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