ロアッソGK内山圭 下から突き上げ「次は出場」

19日の岐阜戦で初のベンチ入りを果たしたGK内山圭=県民総合運動公園

 GK内山圭がロアッソ熊本に昨年7月に加入して以来、初の公式戦ベンチ入りを19日の岐阜戦で果たした。試合中は持ち前の大声で味方を鼓舞。チームは14試合ぶりに白星を挙げた。「試合では、こんなにも気持ちが高ぶるのかと感じた。どんな形であれ、勝利に関われてうれしい」と白い歯を見せる。

 神奈川県出身の25歳。川崎ユース、東海大を経てJFLの東京武蔵野シティFCで1年間ほどプレー。クラブチームのため練習は印刷会社での勤務後だった。一転、熊本ではサッカー漬けの日々だけに「周りを意識したプレーができるようになった」と成長を実感する。

 ただ、公式戦に帯同できるGKは2人だけ。ベテランの佐藤昭大、畑実の壁は厚く、練習場で過ごす日々が続いていた。「2人ともキーピング力が高い」と尊敬しつつも、「同じプロとして負けたくない。自分が突き上げないとチームは強くならない」と対抗心をのぞかせる。

 チームは岐阜戦に勝利したものの、22チーム中20位。下位2チームがJ3へ降格する圏内ぎりぎりの低空飛行が続く。「僕らが目指すのは19位や20位ではない。次は自分がピッチに立ち、一つでも上の順位に浮上させたい」。憧れの舞台へ、ロアッソの“元気印”はひたすらボールを追う。(樋口琢郎)

(2018年8月25日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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