岩手から2人、成るぞプロ棋士 同時に将棋奨励会合格

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㊧初挑戦で合格した奨励会で「プロ棋士を目指す」と意気込む冨坂碧海君、㊨岩手高囲碁・将棋部で力を付け、2度目の挑戦で合格した横谷篤飛さん

 盛岡市の上田小6年冨坂碧海(あおみ)君と、同市の岩手高1年横谷篤飛(あつと)さんは、日本将棋連盟の棋士養成機関「新進棋士奨励会」の入会試験に合格した。プロ棋士の入り口、奨励会への本県関係者の合格は12年ぶり。2人同時は初で、通算5人となった。高校1年の藤井聡太七段が活躍し、注目が高まる将棋界。高い勝率が求められる実力主義の世界に飛び込む2人は、本県初のプロ棋士を目指す。

 奨励会はプロ棋士の養成機関で、二段まで関東と関西に分かれる。本年度の入会試験は15~17日、関東が東京都、関西が大阪府で行った。受験者同士が対局する1次試験、奨励会員と対局する2次試験で実施。関東は48人中20人、関西は30人中11人が合格した。

 初挑戦の冨坂君は、関東の1次試験を3連勝で突破。2次試験は、初戦で合格条件の1勝を挙げた。冨坂君は「雰囲気に飲まれず、落ち着いて指せたのが良かった」と振り返る。

 横谷さんは昨年に続く2度目の受験。関西で1次を3勝2敗で通過し、2次は1局目で勝った。横谷さんは「年齢的に遅めの入会だが、一日でも早く上がるよう頑張る」と決意する。