「地域に恩返しを」 宇土市被災の中華料理店「宝友」27日再開

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中華料理店「宝友」の入り口に立つ末野博子さん(右)と影野麻子さん。右の置物は被災前の宴会場に飾られていた=宇土市

 熊本地震で被災し解体した熊本県宇土市南段原町の中華料理店「宝友」が、27日に約2年4カ月ぶりに営業を再開する。2代目女将[おかみ]の末野博子さん(60)と、息子の妻で3代目の影野麻子さん(37)は「支えてくれた人たちへ恩返しをしたい」と意気込む。

 店は末野さんの父、故・謝[しゃ]森松さんが1960年に同市本町で開業。76年に現在地に移り、市内では珍しい100人以上収容の宴会場もあって人気を呼んだ。2013年には一部改装し、影野さんが飲茶[ヤムチャ]カフェを始めた。

 カフェの人気が定着し始めていた時に地震が襲った。店の外壁ははがれ、内部に亀裂が走るなど大規模半壊。末野さんは「もう続けることができない」と途方に暮れたという。

 しかし、常連客らの「応援しとるバイ」「再開したら食べに行くから」などの言葉が奮い立たせた。復旧費用を公費で補助するグループ補助金に市内の同業者と共に申請。ようやく再建した。

 27日には、地震の前震時に来店していた団体客を招く予定だ。「あの時、最後までもてなせなかったのが心残り。再開後は『来て良かった、また来たい』と思ってもらえる店にしたい」と末野さん。影野さんも「休業時に多くの人に温かい声を掛けてもらった。今後も愛される店にしたい」と話している。

 宝友は要予約。不定休。飲茶カフェも今後、再開予定。宝友TEL0964(22)0067。(西國祥太)

(2018年8月26日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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