新燃岳で火山性地震増 気象庁「小規模噴火恐れ」

 霧島連山・新燃岳(1421メートル)は26日、火山性地震が速報値で100回以上発生した。山体の膨張を示す傾斜計の観測データに特段の変化はないため警戒範囲に変更はないが、気象庁は「小規模な噴火の恐れがある」として注意を呼び掛けている。

 同庁によると、新燃岳では火口直下を震源とする火山性地震が同日午前0時ごろから増加し、午後3時までに138回だった。火山性微動は25日深夜と26日午後1時20分ごろに1回ずつ発生している。

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