不動の畜産王国へ 口蹄疫終息きょう8年

 牛、豚など29万7808頭が犠牲となり、本県に多大な被害をもたらした2010年の口蹄疫の終息宣言から、27日で8年を迎える。宮崎牛生産の要である種雄牛は、次世代のエースとなる牛が次々に台頭。昨年9月の全国和牛能力共進会(全共、仙台市)で3大会連続の内閣総理大臣賞に輝くなど、「畜産王国」としての地位をさらに固める。一方、東アジアでは口蹄疫に加え、感染力が強く、致死率が高いアフリカ豚コレラが相次いで発生。家畜の脅威となるウイルスが県内に侵入するリスクは高まっている。

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