17歳の久保建英、J1初得点に喜び爆発も「ビギナーズラックにならないよう頑張らないと」

ゴール後、ポステコグルー監督(左)と喜びを分かち合う久保(右)photo/Getty Images

26日に明治安田生命J1リーグ第24節が行われ、アウェイの横浜F・マリノスがヴィッセル神戸を2-0で撃破した。この試合で値千金の先制ゴールを決め、移籍後、そしてJ1で初ゴールを記録した17歳のFW久保建英が喜びなどを語っている。

2015年にバルセロナの下部組織からFC東京の下部組織へ移籍した久保。2017年に当時16歳ながらプロ契約を結び、同年11月に行われたサンフレッチェ広島戦でJ1デビューを飾っている。今季も開幕戦で途中出場を果たすなどしていたが、徐々に出場機会が減少し、主戦場はJ3に所属するFC東京U-23に。J1でのプレイを求めていた久保は新たな挑戦を決断し、今年8月に横浜FMへ期限付き移籍が発表された。

同月22日に行われた天皇杯のラウンド16(ベガルタ仙台戦)で移籍後初スタメンを飾り、久保はアシストを記録。続く26日の神戸戦でもスタメンに名を連ねると、56分に右からのクロスを落ち着いてトラップし、左足でシュートをゴールに突き刺した。試合後、インタビューに応じた久保は「こんなに早いタイミングでゴールできて、移籍してから良いこと続き」と述べつつも「これがビギナーズラックにならないように頑張らないといけない」と改めて気を引き締めた。Jリーグの公式サイトが伝えている。

そして、得点シーンについては「前半はピッチのせいにしたくないけどコントロールがズレてしまっていて、そこを修正したかった。イージーなところにトラップして、その結果、前を向くことができた。松原(健)選手の声がして、走っているのが見えたのでパスを出して、その後に自分もクロスに入っていこうと思ったけど、松原選手が切り返したので下がって受けようかなと思った。そうしたら良いところに良いタイミングでボールを出してくれて、緊張もあったけど落ち着いて決めることができた」と振り返った。

得点直後、真っ先にアンジェ・ポステコグルー監督の元へ走り、喜びを分かち合っていた久保。そのことについて聞かれると「ゴールが入ったら監督のところに行こうと決めていた。最初はサポーターのところに行こうかなと思ったけど、こういう難しい時期に、全然試合に絡めていなかった自分を快く受け入れてくれた監督に感謝している気持ちで(監督のところに行った)」と明かしている。

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