鈴鹿10時間:タイヤサプライヤーのピレリ、グッドスマイルなどスーパーGTチームの適応力を称賛

 ピレリが単独タイヤサプライヤーを務めた真夏の耐久レース、『第47回サマーエンデュランス鈴鹿10時間耐久レース』が8月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行なわれた。35台のマシンが出走したレースはメルセデスAMGチーム・グループMレーシングのラファエル・マルチェッロ、マーロ・エンゲル、トリスタン・ボーティエ組888号車メルセデスAMG GT3が制し、鈴鹿10時間初代ウイナーに輝いている。

 バサースト12時間、スパ24時間をシリーズの一戦に組み込むIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの第3戦として開催された鈴鹿10時間は晴天のもと、最高気温36度に達する厳しいコンディションのなかスタートが切られた。

 レース序盤はポールシッターのハブオート・レーシングの28号車フェラーリ488 GT3がトップを守るが、同チームはドライブスルーペナルティを受けて後退。その時点で2番手につけていたグループMレーシングがトップの脱落によってその座を奪うと、チームは完璧なレース運びで10時間レースを制している。

優勝したメルセデスAMGチーム・グループMレーシングの888号車メルセデスAMG GT3

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