投打の主軸選手が活躍したDバックスが被スイープを回避

【マリナーズ2-5ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ナ・リーグ西部地区首位のダイヤモンドバックスは1点ビハインドの3回裏に一挙5点を奪い、マリナーズに逆転勝利。本拠地でのマリナーズ3連戦の被スイープを回避し、地区首位に並んでいたロッキーズが敗れたため、再び単独首位に浮上した。ダイヤモンドバックス先発のザック・グレインキーは初回にカイル・シーガーのタイムリーで先制を許したものの、7回途中1失点(自責点0)の好投で今季13勝目(8敗)をマーク。打線は3回裏一死から3連打で満塁のチャンスを作り、A.J.ポロックの犠牲フライ、デービッド・ペラルタのタイムリー内野安打、そしてポール・ゴールドシュミットの30号3ランでマリナーズ先発のマイク・リークから5点を奪い、一気に試合をひっくり返した。

ダイヤモンドバックスはエース・グレインキーと主砲・ゴールドシュミットが活躍し、単独首位に浮上。明日からジャイアンツとの3連戦を戦ったあと、敵地ドジャー・スタジアムで逆転での地区6連覇を目指すドジャースとの4連戦に臨むことになった。自身4度目となるシーズン30本塁打に到達したゴールドシュミットについて、トーリ・ロブロ監督は「ポール(・ゴールドシュミット)はポールであり続けているね。5月までは不振だったけど、結局は質の高いシーズンを過ごしている。信頼に値する選手だよ」とコメント。月間打率.144に終わった5月の不振を乗り越え、打率.294、30本塁打、OPS.947という好成績を残しているのは流石の一言だ。上位3球団が2.5ゲーム差にひしめく混戦が続くナ・リーグ西部地区。最後に笑うのはどのチームだろうか。

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