アンパンマンミュージアム移転へ 横浜駅からアクセス向上

 横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール(横浜市西区)を運営するACM(東京都)は27日、同施設が2019年夏に移転すると発表した。

 移転先は、同区みなとみらい6丁目2番。みなとみらい21(MM21)地区内で、横浜市がエンターテインメント街区と定める61街区に位置する。横浜駅からのアクセスは向上する。

 敷地面積は約5600平方メートル。建物は地上3階、地下1階建て。1階にショップやレストラン、2階にチケットカウンター、3階に有料のミュージアムを設置。地下1階には、駐車場を備える。現在は屋外で開くイベントも、屋内で対応できるようになる。現施設の営業は、同年5月末で終了する予定。

 同施設は07年4月に、10年限定の暫定施設としてオープン。今年8月には、ミュージアムの入館者が累計900万人を達成した。全国から誘致の声があがり、仙台や福岡など5カ所で展開。横浜をフラッグシップ(旗艦)として運営するため、恒常的な施設として移転する。

 同社担当者は「アンパンマンは2世代、3世代と長く親しまれているキャラクター。同じように長く愛される施設になれば」と語った。

移転後のイメージ図(ACM提供、ⓒやなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV)

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