麻生派、首相3選支持を正式決定 選対本部長に甘利氏

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 自民党第2派閥の麻生派(59人)は27日、党総裁選への立候補を表明した安倍晋三首相の支持を正式に決めた。2019年夏の参院選までに憲法改正の国民投票実施などを求める政策提言を首相に手渡し、改憲議論の加速を要求。派閥の選対本部長には、麻生派顧問の甘利明元経済再生担当相(衆院神奈川13区)が就いた。

 首相の出馬表明後、正式に支持を打ち出した派閥は麻生派が初めて。麻生派には県内の自民党国会議員の半数を占める10人が所属し、派内でも神奈川勢が存在感を発揮している。

 都内で開いた緊急総会で、会長の麻生太郎副総理兼財務相は「政権の安定が政策の継続性を産み、政策の継続性が投資を呼び込んでいる。国益を考えれば、おのずと答えは出てくる」と説明。「安倍政権をど真ん中で支える政策集団として、首相支持を徹底したい」と提案し、麻生派事務局長の松本純国対委員長代理(同1区)や河野太郎外相(同15区)ら出席者の満場一致で支持を決めた。

 甘利氏は「安倍首相の方が良いではなく、安倍首相でしか務まらないのが国内外の情勢だ。一人でも多くの党員の皆さんに周知徹底し、完勝に向けてまい進したい」と力を込めた。

 緊急総会に先立ち、11項目からなる政策提言を首相に提出。改憲の環境整備のほか、▽国際競争に打ち勝つための知財・IT技術の基盤強化▽開かれた自由貿易システム・ルールの構築▽変化に強い機動的な政府へ官と民のあり方見直し▽現実的な中長期戦略として再生可能エネルギー導入を加速-などを求めた。首相は「麻生派の皆さんと日本をこうした方向に進めていきたい」と応じたという。政策提言は甘利氏、鈴木馨祐氏(同7区)を中心に取りまとめた。

麻生派の緊急総会であいさつする甘利氏=東京都内