「思いっきり練習できる場所が欲しい」
パラアスリートにとって練習場所の確保は大きな悩み。特に車いす競技は、体育館に傷がつくことを理由に断られることがある。数少ない練習場所を求めての移動も大きな負担だ。
そこで、日本財団パラリンピックサポートセンターがパラスポーツ専用の体育館「パラアリーナ・プロジェクト」を立ち上げた。スタッフの山口雄介さんは、さまざま々な競技団体、選手にヒアリングを行い、選手たちにとって本当に使いやすい理想の体育館を目指した。
そして今年6月、東京・お台場エリアに「日本財団パラアリーナ」をオープン。各パラスポーツに対応できるアリーナ、トレーニングルームを完備。バリアフリー設計はもちろん、トイレやシャワールームなどは、誰もが使いやすいユニバーサルデザインを追究。パラ競技団体等を対象に事前登録して無料で使うことができる。
今まで練習場所に苦労していたウィルチェアーラグビーチーム「BLITZ」の小川仁士選手は「こんな体育館が欲しかった。使いやすさは満点です!」と笑顔で語る。
2020年の東京パラリンピックへ、強化拠点となるパラアリーナが選手たちの夢を支える。
山口雄介(やまぐち ゆうすけ)さん
1985年5月14日生まれ33歳 東京都出身
日本財団パラリンピックサポートセンター推進戦略部
<パラスポーツ専用「日本財団パラアリーナ」>
東京都品川区東八潮3-1(新交通ゆりかもめ「船の科学館駅」下車 徒歩すぐ)
建築面積:3,187㎡ 使用料は無料。パラリンピック競技団体等が対象。
バスケットボール、ウィルチェアーラグビー、ボッチャ、シッティングバレーボール、ゴールボール、ブラインドサッカー、卓球など
ホームページ:https://www.parasapo.tokyo/paraarena/
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