新日鉄住金尼崎製造所、女子中学生バレーボール大会「第1回新日鉄住金杯」開催

 新日鉄住金・尼崎製造所(所長・衣笠秀典執行役員)主催による女子中学生バレーボール大会「第1回新日鉄住金杯―Victory Cup」が25日~26日の2日間、尼崎市内における各中学校の体育館で開催された。尼崎市およびその近隣市から約40チームが参加した。開会式で衣笠所長は「優勝旗を獲得できるよう、フェアプレイ精神を発揮し、がんばっていただきたい」など挨拶した。

 今大会は3年生が引退した、主に1年生および2年生で構成されたチームが参加。新チームにとって初の大会となり、川西市立明峰中学校が優勝した。また、1日目の試合終了後には堺ブレイザーズのバレーボール教室も開催。計10選手が各会場体育館を訪れ、参加した中学生に指導した。

 同大会は、阪神淡路大震災で被災した園田学園中学・高校が近隣の中学校で体育館を借りバレーボールの練習をしたことがきっかけで、復興後にはその恩返しとして同学校の体育館で大会が始まった。その後は有志によって継続して開催されていたが、新日鉄住金・尼崎製造所がスポーツ活動を通じた地域貢献を進める中、尼崎市に相談したことで、同所が大会を主催することが決まった。大会関係者は「これまでは優勝旗などもなかった」と話し、また堺ブレイザーズによるバレーボール教室も開講され、「(同製造所の)支援に感謝したい」など話した。

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