新学期の悩み、LINEへ 熊本市教委が匿名相談

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LINE(ライン)で子どもたちの相談に乗る、熊本市教委の「ほっとLINE」の画面。友だち登録のためのQRコードは同市教委ホームページに掲載している

 新学期も間近なこの時期は、子どもの自殺が増える時期でもある。熊本市教委は子どもたちの悩みを受け止めようと、無料通信アプリ「LINE」(ライン)を使った相談を始めた。県教委もスマートフォンなどから匿名でいじめを通報できるアプリを導入。子どもたちの命を守る取り組みを強化している。

 自殺総合対策推進センター(東京)によると、過去40年以上の小中高校生の自殺についての分析結果から、中学生は9月1日が最も多く、次いで8月31日、9月2日。高校生、小学生もこの時期は多いという。

 熊本市教委は8月24日、「ほっとLINE」を開設。市立中・高校と特別支援学校の生徒が対象で、9月6日までの午後5時~同9時受け付け。友だち登録して投稿すると、心理研修を受けた専門家と相談できる。匿名で登録でき、相談内容も秘密にできる。

 昨年度の市アンケートでは、「今の学年になっていじめられたことがある」と回答した中学生の25・9%が、いじめについて誰にも話していなかった。市教委は「ラインをよく使う中高生は多く、一人でも多く相談してもらいたい」と話す。

 一方、県教委は生徒がいじめに関する情報をスマホなどから匿名で通報できるアプリ「キッズサイン」を、4月から全ての県立中・高校で導入した。委託を受けた民間企業が内容をチェックし、県教委に連絡する仕組み。7月末までに体験を含め送信数は600件に上っているという。県教委は「素早く対応することで、子どもの安心につながれば」としている。

 このほか、24時間対応の電話相談窓口もある。▽県24時間子どもSOSダイヤルTEL0120(0)78310▽熊本市子ども・若者総合相談センターTEL096(361)2525。(平井智子)

(2018年8月28日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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