【新型コロナ】「子どもしゃべり場」開設 子どももLINEで相談を

LINEに開設された「子どもしゃべり場」(エンパワメントかながわ提供)

 休校が続き、自宅で長く過ごす子どもたちの不安な気持ちを受け止めようと、暴力防止の活動を行っているNPO法人エンパワメントかながわ(横浜市神奈川区)が、無料通信アプリ「LINE」で「子どもしゃべり場」を開設した。

 外出自粛により家庭内での暴力や虐待が増えたと指摘される一方、休校で友達に会えず、悩みなどを抱える子どもは少なくない。同法人理事長の阿部真紀さんは「子ども向けの相談機関は限られている。ストレスを出せない子どもに何かできないかと考えた」と開設の理由を説明する。

 18歳までが対象。利用は1回につき30分で、繰り返し利用できる。会話から虐待や暴力被害などが分かった場合は専門機関につなぐという。阿部さんは「不安なことを話すだけでなく、SOSも発信してほしい」と話す。

 受付は毎週月・水・金曜日の午後2~5時。LINEで「子どもしゃべり場 公式アカウント」を友だち追加すると利用できる。8月31日まで。

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