エンゼルスが乱戦を制す 大谷は4回裏に15号逆転3ラン

【ロッキーズ7-10エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスがロッキーズとの乱戦を制し、連敗を6で止めた。2点ビハインドの4回裏にマイク・トラウトのタイムリーと大谷翔平の15号3ランで逆転に成功したエンゼルスは、その後もトラウトに31号ソロが飛び出すなど試合を優位に進めていたが、8回表にリリーフ陣が3四球で満塁のピンチを招き、DJレメイヒューに12号逆転グランドスラムを被弾。しかし、その裏にロッキーズ救援陣の乱調に乗じてエリック・ヤングJr.の2点タイムリーなどで5点を奪って再逆転に成功し、10対7で勝利した。「4番・指名打者」で先発出場した大谷は15号3ランを含む2安打3打点の活躍。同一シーズンに15本塁打&4勝をマークした史上3人目の選手となった。

表裏合わせて58分という長いイニングとなった8回。エンゼルスは逆転満塁弾を被弾したものの、トラウトの四球、大谷のヒット、アルバート・プーホルスの四球で無死満塁のチャンスを作り、アンドレルトン・シモンズの犠牲フライ、ヤングJr.の2点タイムリー、相手のタイムリーエラーで合計5点を奪って再び試合をひっくり返した。逆転打を放ったヤングJr.は「これが野球なんだ」と一言。「誰も諦めていなかったし、逆転しようとしていた。とても興奮したし、誇らしい気分だよ」と興奮気味に8回裏の攻撃を振り返った。マイク・ソーシア監督は「8回のウチの投手陣は酷かったね」と自軍投手陣に苦言を呈しつつも、「我々にとって幸運だったのは、8回の相手の投手陣がさらに酷かったことだ」と逆転勝利を喜んでいた。

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