ジェーンズ邸の移築、経緯納得いかない 創建地住民ら意見書を提出

 熊本地震で全壊した熊本市中央区水前寺公園の県指定重要文化財・洋学校教師館(ジェーンズ邸)の移築を巡り、創建地の同区古城町周辺の住民が28日、大西一史市長に宛てて意見・質問書を提出。「移築先を水前寺江津湖公園とした経緯に納得がいかない」として、改めて事実の説明を求めた。

 意見・質問書は、一新校区自治協議会など3団体の連名。同協議会の毛利秀士会長(76)によると、情報開示請求で、市が移築に関する市民との意見交換会より前に、同公園への移築を前提とした文書を文科省に提出していたことが判明。「初めから結論ありきだった」と反発している。

 その文書に同公園への移築が「地域からの要望」と記されていた点も「史実をもとに、創建地への移築を長年訴えてきたわれわれの声は一切反映されていない」と問題視した。

 井芹和哉秘書広聴部長に提出した。毛利会長は「経緯に不信感が残る。納得のいく説明を求めたい」と話した。(酒森希)

(2018年8月29日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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