東洋鋼鈑が山口県産業技術特別褒賞　遺伝子体外診断薬システムの研究開発で

　東洋鋼鈑は、遺伝子体外診断薬システムの研究開発について、旭興産、山口大と、山口県産業技術特別褒賞を受賞した。対象は大腸癌抗がん剤副作用予測用遺伝子解析キットと遺伝子検査用チップの自動検査装置。東洋鋼鈑は表面処理鋼板の技術を応用し、遺伝子検査チップキットの開発・製造・供給で高い評価を受けた。

　同賞は、今年度新たに創設。県が推進する産業戦略に基づき、県内の企業集積を生かしながら中小企業を含む複数企業の連携を通じてイノベーション創出を促進し、取り組みの加速によって重点成長分野を中心に産業振興につなげる。２８日には県庁で初の表彰式があった。