飛行機VS新幹線!東京・大阪間の移動はどっちがいい?メリット・デメリットを分析

新幹線VS飛行機

東京・大阪間は出張で毎週のように移動している方もたくさんいらっしゃるかと思います。

出張であっても帰省であっても、「飛行機と新幹線どっちがいいんだろう?」と気になりませんか?

移動にかかる時間、それぞれの移動手段の特性、費用など、それぞれのメリット・デメリットを分析します。

 

ターミナルの利便性は新幹線の方が良い!?

新幹線の利便性の一つとして言えるのが、都心部からターミナルが近いこと。

東京駅や品川駅、新大阪駅共に、中心部からのアクセスが便利。

乗車する前、降車後も目的地にすぐ到着できます。

羽田空港も伊丹空港も、中心地から少し離れています。

出発前あるいは到着後すぐに中心地でお仕事や用事がある、という方は飛行機移動の場合は空港からの移動時間にも余裕を見る必要があります。

到着してターミナルから目的地にスムーズに行けることを考えると新幹線に軍配が上がりそうですね。

 

移動時間が短く感じるのは飛行機

羽田/伊丹のフライト時間は、季節にもよりますが45分〜1時間ほど。

一方、東京/新大阪を新幹線で移動すると、のぞみに乗車しても2時間40分かかります。

フライトがあっという間なのは言うまでもないですね。

乗り物にあんまり長く乗りたくないという方は飛行機の方が断然オススメです。

 

トータルの移動時間は?

先ほど、移動時間だけで考えると飛行機の方が早いとお伝えしましたが、前後の時間を含めたトータルの時間となると話は別です。

新幹線の何よりの魅力は、約10分おき、かつほぼ遅延のない運行です。

セキュリティチェックもないので、乗りたい時にさっと乗れます。

一方、飛行機の場合は出発の15分前までにはセキュリティチェックを通る必要があります。

しかも、ボーディングは大体出発の15〜20分前にはスタートしています。

セキュリティチェックに並ぶ場合もあるので、早くから行く方は1時間前くらいから空港に行くはず。

先ほどもお伝えしたように、東京駅や品川駅よりも+20分ほどかけて空港に行く必要があるので、さらに出発の1時間前に行くとなると、飛行機が出発するまでにすでに1時間20分の時間を要することになります。

例えば、12:00発の伊丹行きの飛行機に乗る場合について考えてみましょう。

11:00に空港に到着するとしたら、場所にもよりますが都内を出発するのは10:15頃。

12:00に飛行機が出発し、伊丹に着陸するのは13:00頃です。

そこからバスに乗って梅田に行く場合、すんなり行って13:20頃のバスに乗り、梅田に到着するのが13:50頃。

都内を出発してすでに4時間弱です。

同じく東京駅12:00発の新幹線に乗ったら、新大阪に到着するのは14:40。

都内から東京駅で新幹線にすぐ乗るなら11:15には出発したいところ。(場所にもよります)

新大阪から梅田までは地下鉄、あるいはJRで10分ほどなので、スムーズに行けば15:00すぎには梅田に着きます。

都内を出発してやはり4時間弱。

もちろん都内でどこを出発地にするか、伊丹あるいは新大阪に着いてからの最終目的地をどこにするかで移動時間は変わってきますが、大まかみに見るとトータルの移動時間は大きくは違わないのが分かるかと思います。

 

遅延やキャンセル、天候に左右されやすいのは?

東海道新幹線の1日の平均運行365本。

そして、2016年度は年間13万本が運行して、1列車あたりの平均遅延時間は24秒だったそうです。この数字は、地震や豪雨、大雪などの自然災害も含んでの数字なので、いかに定時運行しているかが分かるかと思います。

一方、どうしてもより天候に左右されやすいのは飛行機です。

今のシーズンであれば、台風はやっかいですね。

もちろん新幹線も天候には勝てません。しかし、飛行機に比べると天候による遅延やキャンセルは少ないと言えます。

 

サービスで比較してみると?

現在は、新幹線でも国内大手航空会社の飛行機でも移動中にWi-Fiを使うことができます。

ただ、新幹線での利用の場合、自分自身で公衆無線LAN事業者との契約が必要になります。

新幹線は、全席ではないですが、普通席にもスマートフォンなどを充電できるよう電源が供えてあります。

飛行機では、航空会社によりますが、無料のドリンクサービスがあります。

機内販売など、新幹線にはないサービスもありますね。

出発前にラウンジでのんびりできるなど、飛行機ならではのサービスも整っています。

また、個人的には荷物を預けられるのは大きな魅力だと思います。

東京/大阪の移動で荷物を預ける方はほとんどいないかとは思いますが、大荷物で移動しなくてはいけない場合、新幹線だとすべて自分で持って、自分で収納して常に目の届く範囲で見ていることになります。

その点、飛行機の場合は荷物を預けてしまえば割と身軽に移動できます。

お子様連れでベビーカーなどで移動する場合は、ベビーカーを預けられるのはとても大きな違いかもしれません。

 

セキュリティ面で安心なのは飛行機?

2018年6月に、のぞみの車内で殺傷事件が起こりました。

私たちにとってもとても衝撃の大きな事件だったのではないでしょうか。

この事件によって明るみになったのが、新幹線のセキュリティについて。

数分に一本の割合で運行する新幹線ではセキュリティチェックは現実的に難しいですよね。

一方、飛行機の場合、国内線であっても搭乗前にセキュリティチェックがあり、もちろんハサミなどの刃物類等は持ち込めません。

セキュリティチェック後のエリアはクリーンエリアと呼ばれていて、セキュリティチェックを受けた人しかいません。

その点では飛行機の方が安心を感じるかもしれませんね。

2020年にオリンピックも控えていますし、新幹線だけではなく、公共交通機関のセキュリティについては今後も課題になりそうです。

 

最後に!気になる金額はどっちが安いの?

気になる航空券と新幹線のチケット代金の比較ですが、それぞれ様々な種類の割引チケットがあったり、株主優待券、金券ショップでの購入などがあるので、一概にどちらが安いとは言えません。

ただ、当日にどうしても乗りたい!という場合、飛行機の片道普通運賃は大手航空会社で27,890円。

東海道新幹線の普通指定席は片道14,450円です。

そのため、急に移動が必要になった場合、かつ普通運賃で比べた場合は新幹線の方が安いと言えます。

飛行機の場合は、早くから予約する割引運賃を利用すると安くお得に乗れます。

新幹線にもネットでの予約限定の割引運賃があったり、時間帯限定の割引運賃があったりするので、ぜひ調べてみてください。

一つ大きく異なるのは、飛行機の場合マイルが貯まること。

もちろんマイルサービスは国内大手航空会社に限られますが、マイルを貯めることでまた次の航空券に特典で乗ることができたり、マイルをポイントやコインに交換して航空券を購入することができます。

 

こうして見ると、新幹線にも飛行機にもそれぞれメリット・デメリットがあります。

車窓からゆっくりと風景を楽しみたい方もいれば、移動時間は少しでも短く!という方もいるかもしれません。

空港の近くに住んでるから絶対に飛行機の方が便利という方もいれば、新幹線ならすぐ乗れるから便利という方も。

筆者自身は、45分のフライトタイムという短さや、空港の非日常感を感じるのも好きだったり、マイルを貯めているので飛行機で移動するのが好きです。

ぜひ、移動の参考にしてみてくださいね!

 

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