フリーランド好投で12勝目 ロッキーズ同率首位浮上

【ロッキーズ3-2エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

ロッキーズは初回にカルロス・ゴンザレスの15号2ランで先制し、先発のカイル・フリーランドは5回裏にデービッド・フレッチャーにタイムリーを浴びたものの6回1失点の好投。7回表にはイアン・デズモンドの犠牲フライでリードを2点に広げ、救援陣がその後のエンゼルスの反撃をアルバート・プーホルスの犠牲フライによる1点のみにとどめて1点差で逃げ切った。好投したフリーランドは今季12勝目(7敗)をマークし、防御率は試合前の2.96からさらに向上して2.90に。エンゼルスは7人の投手を繋ぐ「継投戦法」で戦ったものの、初回に先発のノエ・ラミレスが打たれた2ランが大きく響いた。

直近5先発で3勝0敗、防御率1.67の好成績をマークしているフリーランドについて、女房役のクリス・アイアネッタは「彼は素晴らしいシーズンを送っている。感情や投球フォームをしっかりコントロールし、それが今季の成功に繋がっているんだ」と語る。圧倒的打者有利の球場である本拠地クアーズ・フィールドで12試合に先発して防御率2.27をマークしているフリーランド。マービン・フリーマンが1994年にマークした防御率2.80の球団記録を更新する可能性もあり、サイ・ヤング賞候補の一人に挙げる声すら聞こえ始めている。アイアネッタは「僕が投票権を持っているなら、間違いなく3位までには入れるね。2点台の防御率をマークして、いつもチームに勝つチャンスを与えてくれるんだから」とフリーランドの活躍を絶賛していた。

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