代打・ヘルナンデスの一打でジャイアンツがサヨナラ勝ち

【ダイヤモンドバックス0-1xジャイアンツ】@AT&Tパーク

ダイヤモンドバックス先発のクレイ・バックホルツが7回5安打無失点、ジャイアンツ先発のマディソン・バムガーナーも7回4安打無失点と好投し、両軍無得点のまま9回に突入した一戦は、9回裏にジャイアンツがダイヤモンドバックス4番手のブラッド・ジーグラーから一死一、二塁のチャンスを作り、代打の代打として登場したゴーキーズ・ヘルナンデスが5番手のジェイク・ディークマンからレフトへのタイムリーを放って試合に決着をつけた。接戦を落としたダイヤモンドバックスはこの日勝利したロッキーズに並ばれ、3位ドジャースと1ゲーム差に。勝利したジャイアンツは勝率を5割に戻し、ダイヤモンドバックスとのゲーム差は6となった。

上位3チームによる激しい首位争いが続くナ・リーグ西部地区だが、4位のジャイアンツもまだポストシーズン進出を諦めてはいない。7回無失点の好投を見せたバムガーナーは「僕たちにできるのは勝利を目指すことだけだ。明日も試合に勝つために全力を尽くすよ」と頼もしいコメント。同率首位のダイヤモンドバックス、ロッキーズとのゲーム差は6となり、逆転の可能性はまだ残されている。また、サヨナラ打を放ったヘルナンデスは「ストライクゾーンに来る球を待っていたんだ」と自身の打席を振り返ったが、その言葉通りに初球の外角低めへのスライダーを上手くバットに乗せ、レフト前へ。「投げた瞬間にストライクゾーンに来るように見えたんだ」と誇らしげに話していた。

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